この方は腰椎すべり症で強い腰痛と両下肢痛、痺れに悩まされてきた方です。
80才の女性です。近医でブロック注射やリハビリテーションを行ってきたしたが効果なく手術を勧められている状態でした。
L4-5のすべりと椎間板狭小化があり、この部位でMRI上神経圧迫が認められました。
手術治療は下肢麻痺のリスクもあり避けたい希望が強く、L4-5椎間板とL5神経根に幹細胞注射を行いました。
治療後半年の状態です。滑りの矯正と椎間板の回復が見られ、腰痛や下肢痛は大幅に改善し、痺れはやや残るものの日常生活に支障はなくなりました。このように幹細胞治療は脊椎疾患に対しても再生能力の高い治療です。