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PRP療法とは

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PRPは、初診当日の施術はできません。診察の際、予約をとります。
遠方から御来院の方は、HP上部「お問い合わせ」より別途お尋ねください。


PRPとは採取した血液を遠心分離にかけて、血小板を抽出した液体(多血小板血漿)のことを言います。
打撲や捻挫などの怪我や、変形性関節症や腰椎椎間板症、肩腱板断裂などの疾患においては、血小板から傷んだ組織の修復を促進する物質(成長因子)が供給されて傷んだ組織を元通りに直そうとする自己治癒機転が働いています。


PRP療法は、この”自分で自分を治す力(自己治癒力)”をサポートする治療法で、ヨーロッパやアメリカでは頻繁に行われている治療法です。以前はスポーツ選手を中心にケガの治療に使われ始めましたが、現在では一般の方に対しても慢性化してしまった症状の治療として広まっています。

1970年代から血液内科医により血小板由来の成長因子の存在は確かめられていました。1990年代に入って美容整形、皮膚移植、歯科治療などの分野に臨床応用されていくようになりました。整形外科が扱う運動器治療にPRPが応用されたのは2000年代はじめに難治性の骨折に対して手術時に併用されたのが最初です。慢性の運動器障害に対して臨床応用がされたのはアメリカのスタンフォード大学で2006年にMishraらがアキレス腱炎に対して用いたのが最初とされています。結果は2年のフォローで93%の改善率と良好で、これ以降欧米中心にPRP療法が広まっていくことになります。自分の血液を約5-60㏄とり、遠心分離などの技術を用いて血液中の血小板が多く含まれる部分のみを抽出し、自己PRPを作成します。


このPRP中には、成長因子が豊富に含まれますので、これを自分の身体の傷んだ部分に注射すると、その部分の組織の修復が促進され、”早期治癒”や”疼痛の軽減”効果をもたらします。部位にもよりますが当院では多くの方に症状の改善を認めています。

※現在PRP-FD療法(PRPを高濃度に凝縮したもの)やAPS療法(血小板から放出されるサイトカインのみを抽出したもの)など様々な形のPRP療法が存在します。近年筑波大学や海外の大学において、PRP-FDのように高度に濃縮したPRPではかえって組織の治癒が阻害される場合があることが実証されてきました。PRP-FDは医療機関で採取した血液を他機関に依頼して作成したPRPを乾燥させて保存しておき、日を改めて患者さんに戻す際に水を加えて戻したものです。自施設でPRPを作らない医療機関にとっては便利な方法ですが、せっかく採取したPRPを乾燥させてしまうため血小板の再生能力が損なわれてしまう事が懸念されます。当院では自施設で血液を採取してすぐにPRPを作成しているため、新鮮な血小板を注入できるのです。またAPSのようにサイトカインの液体のみを注入するよりも血小板を患部に留まらせて持続的に治癒を促すサイトカインを放出させた方が成績が良いこともわかってきました。当院では筑波大らの研究結果に基づき、現在考えられている最適のPRP(全血液の2倍程度の濃縮率の血小板を含むPRP)を作成しています。

膝の痛み


膝の痛みのある方は、PRP療法の良い適応になります。変形性関節症では、変形の進行に伴い、軟骨がすり減ったり、半月板が傷んだり、炎症が起きてひざに水がたまったりします。PRPは、これらの組織の修復を促したり、関節の炎症を抑制したりする効果があります。
当院では漫然と関節腔内にPRPを注入するのではなく、関節内の他、傷んで血流のある軟骨部位や傷んだ靭帯にピンポイントに注入しており、高い効果を出しています。

当院の自験例で軟骨再生が見られた方も多数いらっしゃいます。これまでは、変形性関節症の方に対する薬物療法としては、痛み止めの内服やヒアルロン酸の注射などしかありませんでしたが、こうした既存の治療が無効であった方の中にも、PRPを関節に注射することにより痛みが取れる方がいることが分かってきました。

また、PRPは自分の血液ですので、薬物のように副作用を起こすことは極めて稀であるというのも、この治療が欧米でも広く支持されている理由の一つです。
当院では、変形性膝関節症に対するPRP療法で多くの方々に改善を見ております。

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎神経根症

脊椎疾患にもPRPは適応があります。
椎間靭帯、腸腰筋など神経が通過する筋などにPRPを注入することにより、傷んだ組織の修復を促します。

当院では坐骨神経痛や上肢の痺れ痛みの方にはまず投薬治療やリハビリの他、神経根ブロック、椎間板ブロック、筋膜リリース等の既存治療をお勧めします。そのような既存治療を行っても十分に痛みの改善が得られない場合は、このPRP療法を行ってみる価値があります。当院では多くの方に改善を見ております。従来法の治療を受けてもつらい痛みがあって、脊椎手術を勧められているような方にも行ってみる価値があると考えています。

またこれまで他院でいろいろな治療を試してきたがなかなか良くならない難治性の神経痛をお持ちの方にもPRP療法は試してみる価値がある治療であると考えています。先述のように、非常に副作用の少ない治療ですので、数ある保存加療のうちの一つの選択肢として、特に既存の治療法への反応が乏しい方への実施をお勧めいたしております。

当院では、神経痛に対するPRP療法で多くの方々に改善を見ております。

スポーツ外傷・障害

スポーツの外傷・障害に対してもPRPは良い適応になります。スポーツをする方は、少しでも早い復帰を希望される場合があります。そのような時は靭帯損傷・肉離れ・腱炎などに対してPRP療法を行います。また、これまでいろいろな治療を試してきたがなかなか良くならない難治性の外傷・障害の治療としてPRP療法は一つの選択肢となります。急性期の肉離れや靭帯損傷などの怪我においてもPRP治療を行うことで治療期間が約半分に短縮できることが知られています。

このような方は、治るはずの組織が治りにくい環境になってしまっています。
そこに血小板を注射してあげることで、本来あった自己治癒機転をもう一度活性化し、怪我を治す環境を再獲得することが期待できるのです。他院で手術加療を勧められたが決心がつかず、最終的な保存療法としてPRP療法を行い、可能な限り手術を回避するのが理想的と考えています。先述のように、非常に副作用の少ない治療ですので、既存の治療法への反応が乏しい方は特にお勧めいたしております。

慢性腰痛症

慢性腰痛症に対してもPRPは良い適応です。椎間靭帯、腸腰筋など神経が通過する筋などにPRPを注入することにより、傷んだ組織の修復を促します。


当院では腰痛の方にはまず投薬治療やリハビリの他、神経根ブロック、椎間板ブロック、筋膜リリース等の既存治療をお勧めします。そのような既存治療を行っても十分に痛みの改善が得られない場合は、このPRP療法を行ってみる価値があります。当院では多くの方に改善を見ております。


またこれまで他院でいろいろな治療を試してきたがなかなか良くならない難治性の腰痛をお持ちの方にもPRP療法は試してみる価値がある治療であると考えています。先述のように、非常に副作用の少ない治療ですので、数ある保存加療のうちの一つの選択肢として、特に既存の治療法への反応が乏しい方への実施をお勧めいたしております。


当院では、腰下肢痛に対するPRP療法 で多くの方々に改善を見ております。


肩腱板断裂

肩の痛みがある方にも、PRP療法は良い適応となります。肩腱板断裂では、腕を持ち上げる腱板という筋肉が老化や外傷などにより硬くなったり、部分的に擦り切れてしまったり、筋肉の周囲に炎症が起きたりします。


PRPは、これらの組織の修復を促したり、筋周囲の炎症を抑制したりする効果があります。これまでは、腱板断裂の方に対する薬物療法としては、痛み止めの内服やヒアルロン酸やステロイドの注射などしかありませんでしたが、こうした既存の治療が無効であった方の中にも、PRPを傷んだ筋に注射することにより痛みが取れる方がいることが分かってきました。


また、PRPは自分の血液ですので、薬物のように副作用を起こすことは極めて稀であるというのも、この治療が欧米でも広く支持されている理由の一つです。


多血小板血漿(PRP)治療の費用

PRP療法は、日本ではまだ保険診療として認められておりません。そのため、治療を受ける方は自由診療となります。
当院での一か所へのPRP注射にかかる費用は税込33,000円です。
自院の利益を最小限に抑えているため、税込33,000円でご提供させて頂いております。

さらに効果を高めたい方の場合2-3回のPRP注射をおすすめする事もあります。

※PRP、幹細胞治療は自分自身の細胞を利用する治療のため、副作用の少ない治療ですが、症状の悪化や感染などが全くゼロとは言い切れません。予め、御了承ください。

「ホームページを見ました」と気軽にご連絡ください。

TEL 048-711-8309 リハビリ専用ダイヤル:080-9641-6821
受付:月・火・木・金 9:00~12:00/14:45~18:00
   水・土     9:00~12:00
休診:日曜・祝日
住所:埼玉県さいたま市中央区上落合8-3-32
   島忠ホームズさいたま中央店2階
最寄駅:大宮駅徒歩10分(国道17号沿い) 
登録番号:T6810335159174
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「新規受付」は初診の方のみが対象となります。
再診の方は直接受付へ、診察時間内にお越しください。受付していただいた順に診療させて頂きます。
混み具合によっては、お待たせしてしまう事もあることを御了承下さい。

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