では、肘の症例で実際のPRP治療を見てみましょう
この方は1年以上前から左肘外側の痛みを経験してされてきた方です。物を掴んだり手に力を入れたりするだけでも肘から前腕にかけての痛みがあります。いわゆるテニス肘の診断で、他院でステロイド注射やリハビリの治療を受けてきましたが痛みが良くならず、当院を受診されました。
変性してしまっている腱付着部の再生を促したり、上腕橈骨関節内の炎症を抑えたりする目的でPRP治療を行いました。
正確に超音波を見ながら損傷した腱付着部位と上腕橈骨関節内に直接PRPを注入しました。
この方は一回のPRP治療で肘痛が半減して、計3回のPRPで生活に不自由ないレベルまで改善しました。
このようにPRP治療は従来法の治療でも効果が不十分の方にも治療効果が期待できます。手術と従来の保存治療の中間療法としての再生医療とお考え頂いても良いと思っています。
膝関節症、股関節症、肩痛(腱板断裂、五十肩等)、スポーツ障害の他、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、 頚椎神経根症などの神経痛にも幅広く適応があります。是非ご相談ください。
※PRP、幹細胞治療は自分自身の細胞を利用する治療のため、副作用の少ない治療ですが、症状の悪化や感染などが全くゼロとは言い切れません。予め、御了承ください。