
50代の男性で腰痛と下肢痛があった例です。第4-5腰椎間で肥厚した黄色靭帯と後方に膨隆した椎間板で強く神経が圧迫を受けていました。近医でブロック注射を複数回受けていましたが改善せず、当院に再生治療をご希望でいらっしゃいました。

椎間板が大きく突出している上に黄色靭帯の肥厚があり腰神経が強く圧迫されています。
この方はL4-5椎間板内とL5腰神経周囲や黄色靭帯内外にPRP治療を行ないました.
2回の施行で大きく突出椎間板の縮小が見られ、黄色靭帯も緊張を取り戻して神経から後方に後退し大きく神経の除圧が得られました。結果無症状となり手術を回避できました。もしPRPでも無効であればさらに効果の高い幹細胞治療も考慮されます。

この方は63才の男性の方です。第4-5腰椎レベルで変性すべり症があり近所の病院で脊椎固定手術を勧められましたが、手術を避けたいとのことで当院にいらっしゃいました。MRIでは硬膜管正中部とL5神経根分岐部で神経を圧迫しています。なんとか症状の改善を得られるようにPRPによる再生治療をおこないました。3回の神経根PRPにより腰痛と下肢痛の改善が見られるようになりました。痛みは8割がた無くなり、痺れは6割がた減少してきました。今後も時々PRPを行う予定としています。
※PRP、幹細胞治療は自分自身の細胞を利用する治療のため、副作用の少ない治療ですが、症状の悪化や感染などが全くゼロとは言い切れません。予め、御了承ください。